普門寺飛優のひゅーまにずむ

好きなものについて不定期に語ります。

22人の、星空への助走 Liella! 5th LoveLive Tour ~Twinkle Triangle~ 東京公演DAY2感想

3つの学年それぞれの力と、それらが1つにまとまった煌めきが今回のカギ

 2月11日 (日・祝)、もはや行き慣れた武蔵野の森総合スポーツプラザへ『Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~』東京公演DAY2に行ってきました。11人のLiella! として2度目のライブであり、これまでのLiella! の軌跡を振り返り、そして強い曲を畳みかけるという構成のライブでした。その中では、アニメの放送がない期間にLiella! のキャストたちがどう向き合ってきたのかが見て取れました。

 

前回、4thライブも「ムサプラ」にて

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  • セットリスト一覧
  • 1. ストーリーなら現実 (ここ) にある
  • 2. 1→2→3
  • 3. 「3次元のLiella! 」の魅力
  • 4. 演出いろいろ
  • 5. 地固め、そして飛躍へ
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変わり続ける永遠の聖典 スクールアイドルミュージカル 2024年公演・文化祭&後夜祭スペシャル公演 感想

2024年公演のキービジュアルを映した会場内のモニター (2024. 1. 21)

 2010年に始まり、今年で14周年を迎えるラブライブ! シリーズ。その始まりは「無印」こと『ラブライブ!』ですが、ラブライブ! の世界の中にはそれより前の、スクールアイドルの始まりを描いた物語があります。2022年に初演され、ラブライブ! とミュージカルの親和性の高さを改めて証明した『スクールアイドルミュージカル』(『スクミュ』)。盛況により、毎年再演が行われています。

 私は2022年の初演・東京公演を観に行きましたが、このほど2024年1月13日 (土) に再演を鑑賞する機会に恵まれました。さらに、今回新しい試みとして始まった『文化祭&後夜祭スペシャル公演』も1月21日 (日) に参加することができました。年々新しくなる「はじめて物語」について、現況を紹介したいと思います。

スクールアイドルミュージカルのススメ

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(ネタバレ注意) 2022年公演の感想

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  • 『文化祭&後夜祭スペシャル公演』セットリスト一覧
  • 1. 歌舞伎町で、ラブライブ!?
  • 2. 2024公演の変更点
  • 3. 12曲初解禁! 後夜祭スペシャル公演
  • 4. 2年目の物語、そして卒業
  • 5. この先もずっと、一瞬は永遠に
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いまを愛して、明日に恋しよう 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! ~I love You⇆You love Me~ 感想

とにかく巨大なKアリーナ横浜


 1月14日 (日)、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! ~I love You⇆You love Me~』神奈川公演DAY2に行ってきました。

 2023年、前例のないキャスト交代を平和裡に成功させ、『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』(『スクスタ』) を失いながらも、ショートアニメやOVAなどの他とは違う活動を多数展開してきたニジガクの、1年半ぶりのナンバリングライブです。ライブは「愛の交換」をテーマに、それらの要素をふんだんに盛り込んだ贅沢なものになりました。変わりゆく現実の中で、私自身も変わらない気持ちを見つけられるライブだったと思います。

 この記事では、ライブの軸となった5thアルバムと『ラブソングカーニバル』について考えつつ、ライブの内容に踏み込んでいきます。

 

  • セットリスト一覧
  • 1. すごいぞ! Kアリーナ横浜
  • 2. 二面性と愛と恋
  • 3. ラブをライブで
  • 4. ニジガクの2023年
  • 5. ニジガクはいつまでも
  • 6. 愛を伝えて生きよう
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歌から生まれる物語 幻日のヨハネ ~THE STORY OF THE SOUND OF HEART~ 感想

DAY3で「的中」を果たしたえばらさんのフラワースタンド

 年間13回 (ラブライブ! 以外のものも含めると15回!) という、自分としては驚くべき回数のライブに参加した昨年を、私は『幻日のヨハネ ~THE STORY OF THE SOUND OF HEART~』*1で締めくくりました。ラブライブ!シリーズに位置しながら、スクールアイドルの物語ではない歌物語。アイドルだらけの『異次元フェス』から一転、ベテランAqoursがどんな姿を見せてくれるのかと期待を寄せ、DAY2に既に昨年だけで4回目となった武蔵野の森総合スポーツプラザへ足を運びました。DAY2といっても日曜日の最終公演ではなく、3日間公演の中日です。

 なお、本稿では『幻日のヨハネ ~SUNSHINE in the MIRROR~』のヨハネたちを演じるキャスト9名のことも、便宜上「Aqours」と呼称します。

『幻日のヨハネ』とは何だったか? 振り返る最終回感想carat8008.hateblo.jp

 

  • セットリスト一覧
  • 1. 特典曲ミュージカル
  • 2. Aqoursのチカラ
  • 3. ヌマヅというセカイ
  • 4. 心の音の物語

*1:サイトおよびチケット上のタイトルは「The Story of the Sound of Heart」となっているが、ロゴの表記に従う

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一瞬の奇跡よ、永遠に煌めけ 異次元フェス アイドルマスター☆♡ラブライブ! 歌合戦感想

 2024年も『普門寺飛優のひゅーまにずむ』をよろしくお願いいたします。

 初めに、2023年末に参加した2つのライブの感想記事がまだ投稿で来ておりませんでしたので、そちらをお読みください。『幻日のヨハネ』ライブ感想は後日投稿予定です。

 

 

約束の地、東京ドームでぶつかり合う愛とアイ

 『異次元フェス アイドルマスター☆♡ラブライブ! 歌合戦』。それは奇跡の瞬間であり、新しい時代の始まりでした。

 『THE IDOLM@STER』(以下、アイマス) シリーズと『ラブライブ!』シリーズといえば、日本の2次元アイドル作品の2大巨頭です。アニメかアイドルを知っていれば名前を聞いたことはないくらいであり、同じバンダイナムコグループから供給されていながら、これまでほとんど接点を持つことがありませんでした。アニメやゲームを知らない人からは区別が付かない程度でありながら、両方兼業のファン以外はお互いに一線を引いていたように思います。かつて両者のファンの間に対立があった時期があるのも事実です。

 なので、情報が発表された時にはデマかと思いましたが、公式からの本当の発表でした。しかも会場は東京ドーム『μ's FINAL LoveLive!』Aqours 6th LoveLive! <WINDY STAGE>』、『M@STER OF IDOL WORLD!!!!!』などが開催された、そしてバンダイナムコエンターテインメントフェスティバル (1st)』でお互いのファンが出会った、双方にとって大切な場所で、大きな大きな舞台でした。

 2023年12月10日 (日)、DAY2の現地へ行ってきました。

 

  • はじめに (セットリスト一覧)
  • 三つの属性
  • 二つのシリーズが絡み合う!
  • 一度きりの奇跡
  • 無限大の可能性
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学校経営陣という名の泥濘 ~Link! Like! ラブライブ! 活動記録第14話前半随想~

 12月17日 (日)、『アイ☆♡ラブ歌合戦』も『ヨハネライブ』*1も終わり、やや重要な用事に出かける直前、公開されてすぐの『Link! Like! ラブライブ!』活動記録第14話前半に目を通して、情緒が破壊されました。

 リアルタイムを売りにしてきたこのコンテンツが、登場人物とユーザーを同時に窮地に叩き落しました。仕事中でさえそのことばかり考えて手に付かないほどで、『蓮ノ空』のことが頭をぐるぐるして、悪い想像が止まらなくなってしまいました。

 本稿ではその最悪のシナリオを走り書きすることでまずは私自身が一旦落ち着くことを目的にしています。蓮ノ空女学院が直面する問題が、今回は2023年に大きな問題となった芸能事務所や劇団と通じているような気がしてならないのです。どれにもスターがいて、ファンがいるのは同じですが、自分たちの方には飛び火してこない対岸の火事だと思って眺めていたところです。こちらはフィクションの出来事であるとはいえ、その想像の中ではどうしても触れざるを得ませんでした。

画像は本文とは関係ありません
 (『Link! Like! ラブライブ!』活動記録第8話『あの日のこころ、明日のこころ』PART6より
/©プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)

*1:当日はDay3だが不参加

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「今」、それは僕たちも見た光 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ~RUN! CAN! FUN!~ 東京公演DAY2全曲感想

 11月19日 (日)、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ~RUN! CAN! FUN!~』東京公演DAY2に参加しました。このライブでは、途中のMCなどを極力排し、情報公開込み・3時間半でフル尺ばかり30曲という怒涛の曲数が披露されました。それを通して、半年間濃厚な密度で展開された『蓮ノ空』の物語を総ざらいする内容でした。

デビューイベント

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OPライブ

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梢の寝そべりぬいぐるみ (友人所有)、梢が好きな『PUI PUI モルカー』のシロモとともに
武蔵野の森総合スポーツプラザにやってきた

 

  • 1. 公演に先立って
  • 2. ハートフルなステージ
  • 3. 春の雨
  • 4. 夏を呼ぶ歌
  • 5. Link! Like! ラブライブ!
  • 6. トンネルを抜けて、今
  • セットリスト一覧
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