普門寺飛優のひゅーまにずむ

好きなものについて不定期に語ります。

東京2020間際! お台場巡礼の記録 ~今しか見られない景色を~

 先日2021年6月27日 (日) に、お台場に『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(以下、『アニガサキ』) の聖地巡礼に行ってきました。東京オリンピックパラリンピックの直前という時期で、入れない区域もたくさんあるものの、競技大会の準備があちこちで進んでいる虹ヶ咲の聖地を見て回るという、「今しかできないことを」できる機会に期待してこの時期に一度行ってみることにしました。私は2018年にダイバーシティ東京で行われた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のお披露目イベントに行きましたが、実はそれ以降お台場に行っていませんでした。これまでに行ったことのある聖地については、いずれ別記事で紹介する予定ですが、まずは先日の様子を速報しようと思います。

 

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今回の巡礼ルート。紫色はKさんの車

 目次

  

1. ゆりかもめ

 今回はゆりかもめ*1に乗車してお台場へ向かいました。劇中ではしずくかすみが新橋駅からゆりかもめを利用して通学しています。しずくは鎌倉に住んでおり、横須賀線で新橋まで来ていますが、かすみがどこに住んでいるのかは明かされていません。新橋で待ち合わせをして、2人で談笑しながら学校へ向かっていることを想像しながら乗車しました。新橋から竹芝まではかなりカーブが多く。毎日乗っているだけで体幹が鍛えられそうです。また、竹芝は竹芝桟橋の最寄駅で、果林が帰省の時に使う駅であると考えられます。

 これに乗って学園に……今回は向かわず、お台場海浜公園駅で下車しました。

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ゆりかもめ新橋駅

 

2. デックス東京ビーチ

 さて、ゆりかもめに乗る前、しずく推しの先輩 (桜坂からとって「Oさん」と称する) からデックス東京ビーチにいるとの連絡を受けていました。お台場を反時計回りに回ろう、という漠然としたプランを立てていましたが、最初にどこに行くかは決めていなかったので、合流することにしました。

 5階のテラスは人がまばらで、お台場の海が一望できました。ちょうどテラスに上ったところで、東京と伊豆諸島*2を結ぶ高速船『セブンアイランド愛』が高速でレインボーブリッジの下を潜り抜けて行きました。ところで、セブンアイランドシリーズの船名は「結」「愛」「友」とどこかラブライブ! シリーズらしくありませんか。もう一つは「大漁」ですが……*3

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デックス東京ビーチのコラボの様子

 Oさんと合流し、しばらく話していると、同じグループの彼方推しの先輩 (近江からとって「Kさん」と称する) も合流しました。スクフェス組推し揃い踏みです (筆者の推しはエマ)。Oさん、Kさんと一緒に、お台場たこ焼きミュージアムのたこ焼きをいただくことにしました。訪問当日の6月27日まで、「愛ちゃんのたこ焼きミュージアム」と称する、をイメージガールとしたイベントが開催されていました。店内では愛のラッピングやアニメのシーンの放送、キャストの村上奈津実さんのサインの展示などが行われていました。たこ焼きミュージアムは様々なたこ焼き屋が集まるたこ焼き専門のフードコートです。そのうち、ラブライバーが選びそうなたこ焼き屋は、伊波杏樹さんが好きな『道頓堀くくる』か、副店名の「天王寺*4につられて『やまちゃん』のどちらかだと思います。私たちも、『やまちゃん』で3種類の味のたこ焼きを買って、5階のテラスでいただくことにしました。特にバター醤油味のたこ焼きは新鮮味がありながら、優しい味でした。ところで、たこ焼きを食べ始めるとまったく打ち合わせたわけでもなく参加者同士間隔を空け、言葉を交わすこともなく正三角形になって食べ始めたのが印象的でした。

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愛さんのたこ焼きミュージアム

 

3. レインボー公園

 デックス東京ビーチからすぐ近くにある公園です。4話『未知なるミチ』で愛が『サイコーハート』を披露したのがここです。現地では近所の子どもたちが遊んでいました。家の前だった歩夢のステージ (1話と12話) を除く*5と、これが一番人々の日常生活の近くで披露されたライブかもしれません。

 Oさんはここで離脱。ここから先、Kさんと一緒に回りました。

 

4. レインボーブリッジ

 4話のライブの直前、エマの会話の中で愛がダジャレに目覚めるシーンは、レインボーブリッジの30番橋脚からお台場海浜公園を背景に展開されました。また、見逃してしまいましたが、地上からレインボーブリッジへのアプローチ部分が『未来ハーモニー』のジャケットイラストとなっています。

 お台場海浜公園東京2020オリンピックのトライアスロンとマラソンスイミングの競技場に設定され、封鎖されています。公園内にも『アニガサキ』や虹ヶ咲関連コンテンツの舞台となった場所が多数あるようです。訪問当時は、この競技場や、台場駅側に設置された「五輪のマーク」が一望でき、今しか見られない光景が存分に楽しめました。競技中はデックスのデッキ共々、徒歩では入れなくなってしまいそうですが、品川台場を手前に、奥にはお台場海浜公園、デックスとアクアシティ、その奥にフジテレビが見えるお台場の象徴的な風景はまた見に来たいものです。

 この橋脚まで向かったのち、橋は渡らずにお台場側に戻りました。

 

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レインボーブリッジからの景色

 

5. ODAIBAゲーマーズ

 アニメショップのゲーマーズラブライブ! シリーズとのコラボ店舗を各タイトルの聖地に持っています。沼津に『ヌーマーズ リトルデーモン店』(イメージガールは津島善子)、原宿に『原宿ゲーマーズ』、そしてここお台場に『ODAIBAゲーマーズ』があります。ここのイメージガールはせつ菜で、アニメでは9話『仲間でライバル』に登場します。

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ODAIBAゲーマーズ

 店内の品揃えは9割がラブライブ! シリーズという状態でした。『ラブライブ! スーパースター!!』の商品も増えてきていると思われ、どの世代のラブライバーにも楽しめるようになっています。ただし、全部がラブライブ! 専門店というわけではなく、9話でせつ菜がラノベを見ていた売り場は実際にラノベ売り場になっていました。

 店外にはラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』(以下、スクスタ) のコラボキッチンカーが停まっていました。お台場の店舗ですが、通常メニューはAqoursのものとなっていました。一方、ちょうど果林の誕生日の2日前ということで、果林のコラボドリンクが販売されていたのでこれをいただくことにしました。

 正直な感想を言うと「クリームでデコっているのに今一つ映えないな」と思いました。私はこういった商品は味よりも見た目勝負だと思いますし、果林のイメージからしても猶更そう思えました。私個人としては同じコラボドリンクなら東京テレポート駅前のSKYツーリストインフォメーションの『虹ヶ咲学園TOKIMEKIドリンク』のほうをお勧めします。

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果林の誕生日コラボドリンク

 

6. ウエストプロムナードからダイバーシティ東京前へ

 さて、愛関連の聖地を離れ、侑と歩夢、またエマと果林のエピソードに多く出てくるエリアへ移動しました。シンボルプロムナード公園のセントラル広場付近に刺さっている、あたかも聖剣エクスカリバーのようなオブジェ。5話『今しかできないことを』にも登場するこれは、「自由の炎」という名前です。エマと果林のエピソードに出てくるので、さぞかし日本とスイスの友好を記念して……と思いきや、残念ながら (?) 日本とフランスの友好を記念した建造物だそうです。フランスにまつわるものといえば、他にもウエストプロムナードの突き当り、アクアシティのデッキと交わるところには自由の女神像の縮小模型が置かれています。ちなみにスイスにはエマの住むイタリア語地域とは別に、フランス語が話されている地域もあります。

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自由の炎

 ここから南下するとエマと果林の寮である国際交流館があります。実際にここは外国人留学生の寮として利用されています。しかし、この方向にはオリンピックに使用する仮設競技場や関連施設が多数建てられており、容易には近づけそうにありませんでした。今回は訪問を断念し、日本科学未来館に行ったときにでも行ってみることにしました。

 セントラル広場は1話『はじまりのトキメキ』で侑と歩夢コッペパンを食べさせ合っていた場所でもあります。すなわち、せつ菜が『CHASE!』を披露した階段も至近です。これはダイバーシティ東京の「フェスティバル広場」です。先述の、『TOKIMEKI Runners』のお披露目イベントが開かれたのはこの広場です。このリアルイベントは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が初めてライブを披露したイベントでした。これを皮切りに、劇中でもスクスタ17章のスクールアイドルフェスティバル、同せつ菜のキズナエピソードにおける『MELODY』のステージ、アニメ13話『みんなの夢を叶える場所スクールアイドルフェスティバル』でのかすみ・しずく・せつ菜の寸劇など、数多くの印象的なライブの舞台となりました。訪問時も虹ヶ咲とは無関係ですが、何らかのイベントが行われており、道行く人が立ち止まって観ていました。

 ところでここには、ガンダム立像があります。「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC」という機種で、全高19.7 mの実物大です。このガンダム立像も、なんと13話『みんなの夢を叶える場所スクールアイドルフェスティバル』に登場しています。ラブライブ! シリーズを制作しているのがガンダムシリーズサンライズ社であるからこそできた芸当です。

 

7. ヴィーナスフォート

 お台場の聖地の中で訪問優先順位が高いのがヴィーナスフォートです。7話『ハルカカナタ』の東雲学院、および彼方のライブステージが一番奥の「教会広場」に、続く8話『しずく、モノクローム』で1年生3人が行っていたマウンテンパンケーキの店 (『湘南パンケーキ』) がそのすぐ横にあります。また、OPで果林が階段を上っているのは青海駅側の入り口です。

 ヴィーナスフォートといえば、青空が描かれたヴォールト天井が何よりも特徴的です。ショッピングモールではありますが、建物も石造り風の外壁に統一され、テーマパークのような雰囲気です。

 ここ、ヴィーナスフォートがあるパレットタウンには再開発計画があり、2022年頃に営業を終了することになっています。再開発後、2025年には新しい商業施設などが入ることになっていますが、今の姿を見られるのは今のうちです。当初予定では2010年に取り壊されることになっていたので、ラブライブ! と接点すらなかったかもしれないのです。こうしてアニメに登場しているのは、ある意味で奇跡だったのかもしれません。

 

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ヴィーナスフォートの教会広場

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OPと同じカットから。ヴィーナスフォート

 

8. 夢の広場

 シンボルプロムナード公園の、夢の大橋の手前、パレットタウン東京ビッグサイト青海展示棟に挟まれたくらいの場所です。ところどころに花が植えられて庭園のようになっており、憩いの空間になっています。ここが印象的に映るのは12話『花ひらく想い』です。歩夢がファンたちから黄色いガーベラ、侑からローダンセを受け取るのがこの庭園です。また続く13話でも歩夢のステージになりました。アニメの劇中ではもう少し庭園がしっかり整備されているので、現実の風景を見ると少し控えめです。

 

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夢の広場

9. イオン東雲店

 この後、Kさんに車に乗せていただき、東雲に移動しました。本当は侑と歩夢が通学に使っている都バスを利用するつもりでしたが、ご厚意にあずかりました。車では途中、行けないと思っていた国際交流館の横を通っていただきました。イオンの前でKさんと別れました。

 イオン東雲店は、劇中では「SOROR*6として7話『ハルカカナタ』に登場します。彼方がアルバイトしていたスーパーです。彼方が積んでいたトマト売り場に行ってみましたが、やや品薄のようでした。

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イオン東雲店

 

10. 東雲キャナルコートCODAN

 イオン東雲店のすぐ横にある公団住宅です。侑と歩夢はここに住んでいます。

 波状の街路を歩き、2人の住む棟の前まで行くと、なんと別れたはずのKさんも同じ階段を眺めていました。1話と12話で歩夢が歌を歌った、あの階段です。ここを見学しながら小声で話していると、17時のチャイムが鳴りました。この音を聞いて、侑と歩夢は育ってきたのです。街路で遊ぶ子供たちや、侑と歩夢の棟の横にある学習塾を見ていると、2人の生活風景が見えてくる気がします。同好会に入らなければ、ここに通っていたのでしょうか (大変便利そうですね……)。この学習塾の上はレゴスクールが入居しています。レゴといえば、デックス東京ビーチにもレゴランドがありました。虹ヶ咲にも、きっとレゴ同好会があることでしょう。

 今度こそ解散して、私は都バスに乗って東雲を離れました。

 

11. 門前仲町

 東雲一丁目から乗ったバスは、侑と歩夢が学校に通うのに乗っているバスです。ただし今回は逆方向に乗って、門前仲町に向かいました。門前仲町といえば、愛が住んでいる街です。4話ではランニングでお台場へ向かっていますが、普段はこのバスで登校していると思われます。余談ですが、都心からお台場へ向かうには、このバスに乗るのが時間はかかるものの最安の手段だったりします。

 時間がなくなってきたので、門前仲町は街の様子を眺めるにとどめました。『スクスタ』の背景になっている風景も確認できました。近いうちに愛の家であるもんじゃ屋にも行ってみたいものです。

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門前仲町

 

*1:ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線

*2:果林の故郷である八丈島へは、便の設定がない

*3:1stライブでのかすみの☆ワンダーランド☆旗は、リハ時は大漁旗だったそうである

*4:宮下愛と言えば天王寺璃奈

*5:歩夢回は「観客が侑しかいないステージ」であることが重要であるため

*6:ラテン語で「姉妹」