先月、『Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~』が無事終了しました。全10都市20公演に続き、予想だにしていなかった追加公演まですべてが成功に終わりました。
以前の記事で、その大阪公演の感想をお伝えしました。これは私にとって初めてのライブ遠征でしたが、大阪の市内や道中でもLiella! を楽しむことができました。今回は、その様子をお伝えします。
1. 大阪への道のり
11:48発の新幹線『のぞみ』で東京駅を出発しました。物販も事前に予約済みで、500 kmも離れた町へ向かうのに早朝に出る必要さえありませんでした。実は、昼11時以降の新幹線が早期予約で安くなるプランがあり、これを利用したかったのです。
この『のぞみ』は臨時便で、車内は比較的空いていました。早速、東京駅で買ったハンバーグのお弁当をいただきました。ハンバーグといえば『だいすきのうた』でおなじみ、かのんの好物ですね。♪ハンバーグもいい~
しばらく走って愛知県に入った頃、車内販売のワゴンがやってきました。新幹線に乗ると外せない名物です。普段はバニラアイスを買うことが多いのですが、今日は恋の好物、いちごの入ったアイスクリームを購入しました。アイスは可可のアイコンにも使われています。「シンカンセンスゴイカタイアイス」と通称される通り、とても冷たくて固いアイスですが、以前新幹線車内で買ったアイス用のアルミニウム製スプーンで手の熱を伝え、表面を融かしながら食べることができます。しかし私は冷え性のため、それでも時間がかかってしまうのでした……。
わずか2時間27分で新大阪駅に到着しました。ここで地下鉄の一日乗車券を買って、ライブ会場へ向かいました。目指すは最寄駅・本町駅です。
2. ライブ会場付近の珍名所
ライブ会場へ向かう前に、会場近くにあるサムハラ神社に参拝しました。
3. 食いだおれの街・新世界
グッズを受け取った後、地下鉄を乗り継いで動物園前駅に降り立ちました。
ここから隣の恵美須町駅までは、「新世界」が広がっています。明治末期にパリとニューヨークを模して開発された後、空襲による壊滅と飛田遊廓廃止後の衰退を乗り越え、現在は大阪らしい観光名所として2度目の復興を果たした歓楽街です。
たくさんの人で賑わうジャンジャン横丁を通り抜け、アーケードの外に出ると、新世界のシンボル・通天閣が見えてきました。
今回のライブに合わせ、通天閣の頂上にはLiella! のフラッグがはためいていました。地上からでもかろうじてその姿をカメラに写すことができました。2015年にできたばかりの屋外展望台からはその姿を間近に見ることができたようですが、私は推奨入場時刻が迫っており、通天閣に上るのは断念しました。
【Liella! 応援フラッグ掲揚について】
— 通天閣 - Tsutenkaku Tower -【公式】 (@tsutenkaku) 2021年11月19日
「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」大阪公演開催を応援する為に特製“Liella!”フラッグ(縦:2m 横:3m)を通天閣避雷針に掲揚してます※悪天候でフラッグ掲揚を一時中断場合有り
掲載期間:11月19日(金)~11月28日(日) pic.twitter.com/UzjxkDlS0D
せっかく新世界に来たのですから、ここで千砂都の大好物であるまんまるのたこ焼きを頂くことにしました。千砂都を演じる岬なこさんは関西出身で、まさにこの味に慣れ親しんできたことと思います。早く食べて会場へ急ごうとしたあまり、舌を火傷してしまいましたが、それだけ熱々で美味しかったです。
ライブ会場に戻ると、新町北公園には既に長い列が形成されていました。ここからは、ライブ感想の記事をお読みください。
4. ライブ終演後……
行きは新幹線でしたが、帰りは大阪駅から高速バスに乗ることにしていました。地下鉄で西梅田駅へ戻り、夕食を探します。
せっかくなので全員の好物を食べたかったのですが、すみれの好物、卵かけご飯が食べられる飲食店というのは見当が付かず、可可の好物のナポリタンを探して洋食屋をあたっていました。しかし、その途中『上海バール』のエキマルシェ大阪店を見つけ、ここに決定しました。上海は可可の出身地ですから、これで良しとします。ここで上海焼きそばをいただきました。
ところで、大阪と上海も縁が深い都市で、新鑑真号という船で結ばれています。2020年初頭までこの船では旅客輸送も行われていて、まだ中国への旅行が自由でなかった頃、大学時代の恩師がこの船で中国へ渡ったという話を聞いたことがあります。
バスが来るまで、うめきた地区の様子を見ていました。2013年までここにJR貨物の梅田駅があり、広大な土地が再開発されて新しい街ができようとしています。21時過ぎでほとんどの店は閉店していましたが、建物も広場もまだまだ新しくて綺麗でした。
5. 大阪からの帰り道
22時10分、いよいよ大阪を離れる時間になりました。ライブで疲れていると思ったので、『ドリームルリエ号』を利用してみました。車内はカーテンで完全に仕切られるアドバンスクラスと、個室のプレシャスクラスからなり、1台で16名しか乗れない、豪華な夜行バスです。荷物を広い棚に乗せ、後ろの人を気にせずリクライニングを倒し、足をいっぱいまで伸ばせる空間でした。流石に疲れが取れるまではいきませんでいたが、ライブ以上に疲れることなく帰ることができました。
この時、大阪駅付近で火災があったようで、出発したバスは通常と異なる経路を通って高速道路に乗ったようです。途中、滋賀県の土山サービスエリアに立ち寄るはずでしたが、満車だったのか、そこから1時間近くも走った三重県の御在所サービスエリアまで来て、ようやく休憩になりました。ここには名古屋の菓子店『芋花恋』さんがお店を出していましたが、もう私の頭の中では葉月「恋」、その母の「花」、そしてキャストの青山なぎささんの好物「芋」に見えるほど、頭の中がLiella! でいっぱいになっていました。
そんな幸せな寝ぼけ方をしつつ、東京はバスタ新宿へと戻ってきました。私の初めてのライブ遠征はこれにて幕を閉じました。
2月以降の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、Aqours、Liella! のライブにも参加予定のものがあります。無事開催・参加することができれば、その時の様子もブログで紹介しようと思います。