普門寺飛優のひゅーまにずむ

好きなものについて不定期に語ります。

臨時列車で行く鎌倉ワンダーツアー 2023. 1. 21【桜坂しずく生誕祭2023】

桜坂家こと旧華頂宮

 本日4月3日 (月) は桜坂しずくの誕生日です。おめでとうございます。

 しずくは鎌倉に住んでいて、虹ヶ咲学園へ遠距離通学しています。アニメ2期10話『かすみん☆ワンダーツアー』では、しずくの家や、同好会メンバーが鎌倉を回る様子が描かれました。

2期10話の感想はこちら

carat8008.hateblo.jp

 本日は、1月21日 (土) にその聖地巡礼をしてきた記録をお届けします。

 

『虹のあしあと』のGoogleマイマップを参考にさせていただきました

www.niji-ashiato.tokyo

 

 

1. 特急鎌倉号

 ニジガクメンバーであれば、新橋から横須賀線で鎌倉へ、ということになるのですが、東京の郊外から鎌倉へ出かける際は、土日祝日のみ運行される臨時特急*1、その名も『鎌倉』があります。武蔵野線の主要駅から乗ることができます。この列車の特徴は、武蔵野線から横浜まで路線図にない線路を走ることです。長い長いトンネルを抜け、気づくとミステリーツアーのように横須賀線新川崎駅の近くに現れています。

 鎌倉駅到着は9:36。ここから京急バスに乗り換えて、最初のスポットへ向かいました。

特急『鎌倉』 (北朝霞駅)

 

2. 旧華頂宮

 バスを浄明寺バス停で降ります (私は間違えて1つ手前の停留所で降りてしまいました)。走ってきた金沢街道から分かれる道を数分歩くと、華頂宮邸 (トップ写真) に着きます。ここがしずくの家です。

 実際にここに住んでいた華頂博信は旧皇族で、実際には皇籍を離れると同時に華頂宮を継ぎました。したがって、ここに皇族の身分の人が住んでいたことはなく、「旧」は建物の方というより宮家のほうにかかっているとも読めます。建物は1929年に建築された洋館です。

 庭園は水~日曜日に無料で一般公開されています。邸宅の庭園に面した部分にバルコニーが設置されています。同好会メンバー13人が並んで記念写真を撮った場所ですね。ここは、実際には13人並ぶには狭いスペースとなっています。また、バルコニーの正面は立入禁止となっているほか、目の前に植栽があり、「家主」であっても劇中と同じアングルで写真を撮ることは難しいと思われます。

 なお、建物の中は春と秋の年2回だけ一般公開が行われているようです。昨年は数年ぶりに (もちろん『虹ヶ咲』放送後初めて) 公開され、しずく推しのファンも大勢集まっていたとのことです。

同好会の13人が並んだバルコニー

 

3. 猫探し

『虹ヶ咲』2期10話『かすみん☆ワンダーツアー』では、メンバーたちが璃奈の開発したアプリで猫を探して街中を歩く『ニジガクGO』をプレイしていました。

 旧華頂宮邸から鎌倉の中心部へ歩いて戻る途中、感じのよさそうな小径を見つけ、県道ではなくそちらを歩いていたのですが、その途上で偶然、猫を見つけました。猫はガードレールの上に座って様子をうかがって、私が近づくと茂みの中に去っていきました。同好会のメンバーにそっくり……ではありませんでしたが、鎌倉は細い道が多いので、こういった静かな場所に来ると猫に出会えるかもしれません。

これでかすみと同点になった

 

4. 鶴岡八幡宮

 鎌倉定番の観光名所へやってきました。『虹ヶ咲』にももちろん登場します。

 私は東鳥居から入りましたが、正面から入ると、右に源氏池、左に平家池という2つの池があります。これらが10話に登場した池です。

 かすみが猫を見つけられなくて焦る場面が源氏池、嵐珠と栞子が初めて猫を見つけた場所が、2つの池の間にある太鼓橋でした。実際にはここで猫を見つけることはできませんでしたが、たくさんのカモメと、白いハトを見かけました。ハトといえば、鎌倉の定番お土産は鳩サブレーですね。

源氏池前の藤棚ベンチ

太鼓橋

 ちょうど前年末で大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が完結し、境内に設けられていた大河ドラマ館が閉館したところでした。このドラマも1年間楽しんだので、時期が合えば行ってみたかったのですが、残念ながら間に合いませんでした。こちらの「13人」は、あまりにも壮絶な結末でした (笑)。13と言えば、私がこの神社に参拝するのも13年ぶりでした。ラブライブ! シリーズ誕生の2ヶ月も前のことです。

 

5. 小町通り

 鶴岡八幡宮への裏参道として、常に観光客でごった返している小町通りも、一部『虹ヶ咲』に登場します。『まめや』や、『雪の下ガーデン』が映りますが、お腹も空いてきたので、聖地に限らず食べ歩きを楽しみました。この後参加した飲み会に向けて現金の残りが不安だったので、キャッシュレス決済ができるお店を中心に、『おにぎり由』の羽根付き焼きおにぎりや、『いも吉館』の紫芋コロッケ・鯛焼きなどを食べました。食べ歩きの際は、トビに注意が必要です。

同好会メンバーも食べ歩きを楽しんでいた

 小町通りを少し離れると、路地や踏切など、アニメに登場した風景が次々登場します。観光客の姿はあまり見かけませんが、この辺りも鎌倉らしい景色だと思います。

 駅付近には商業施設『I-ZA鎌倉』がありました。これの読みは「いざ鎌倉」……ではなく、「アイザ鎌倉」。嵐珠が立っていた辺りは、残念ながら、ちょうどその1週間だけ改装中で立ち入れませんでした。

いつ行っても全部が見られるとは限らないのが聖地巡礼

 

6. 丸七商店街

 駅を通り過ぎた辺りにあります。1958年からやっている、屋根付きの商店街です。ここはやや狭くて、各商店の方が忙しく働いているのが間近に感じられるので、ただ入って見るだけだとやや肩身の狭いところでもあります。飲食店もあるので、ここに用があって入るのはそれほど難しくないと思います。

史跡だけでなく昭和レトロも楽しめる鎌倉

 

7. 横浜駅付近

 もう一つ、大仏も『虹ヶ咲』の聖地なのですが、やや距離があり、13年前に行ったときとそれほど変わっていないと思ったので、今回はパスしました。大仏がある長谷へは江ノ電がありますが、常に大混雑しているので、観光シーズンには歩いた方が早いと思います。また、1期8話の『Solitude Rain』のライブシーンに出てくる静止画にも、鎌倉が舞台のものがあるので、また来たときにはそのスポットも探したいです。

新型車両には、劇中のようなボックスシートはない

 12:26の横須賀線で鎌倉を離れました。これに乗っていけば、そのまま東京へ帰れますが、一旦横浜で降りました。

 2期10話で、同好会は横浜を観光してから電車で鎌倉へ移動します。その道中、メンバーが乗っている電車を映したカットは、横浜駅を出てすぐのところを、西口の繁華街側から映したものです。ここには、様々な列車が現れます。東海道線普通列車や伊豆への豪華特急『サフィール踊り子』のほか、相鉄の電車も通ります。3月以降は、相鉄と乗り入れを開始した東急の電車も見られるようになりました。横須賀線は相鉄のひとつ奥なので、相鉄に被られなければアニメの通りに見ることができます。

 なお、同好会メンバーが乗ったボックス席のある車両は、近々姿を消してしまう予定です。撮りたい方も乗りたい方も、「今しかできないこと」があります。

劇中と同じように横須賀線が通る。撮影には運行ダイヤを要チェック

 

お知らせ

 鉄道関係を扱ったブログ『週刊てつくず』で、鎌倉まで乗った『鎌倉』号の紹介をします。記事は4月6日 (木) 公開予定です。

2023. 4. 6

記事を公開しました!

fhtetsukuzu.blog.fc2.com

*1:6月までは毎土日祝日運行