懐かしい『にじよん』色を詰め込んだ前回
オムニバスだった前回から一転して、今回は登場人物がたった2人だけ。のんびりとしたイメージの日常回となりました。これを見ながらふと思い出した1期のある回や、この人選と「放課後」というワードに関連した話題にも触れていきます。
1. 凸凹な有能たち
とことんまで真面目な栞子と、一見遊び人の愛。
凸凹なのに、馬が合う2人です。ニジガク13人は当然そうですが、2人だけ抜き出してもこういう組み合わせはあります。共通するのは、「有能のオーラ」でしょうか?
明日生徒会の仕事を手伝うと言って、愛は栞子を巧みに遊びに誘い出します。愛といえば「部室棟のヒーロー」ですから、きっと愛が手伝ってくれれば百人力でしょう。
お小遣いの少ない (『スクスタ』設定では月3,000円) 栞子が気になっていたヘアピンを愛がプレゼントする微笑ましい結末で今回の3分間は幕を閉じます。ヘアピンを付けた姿が歩夢とも重なるのは、おそらく意図してのことでしょう。
2. 妹と姉と似たもの同士
それを置いて2人の最大の共通点は、2人とも「妹」であるということです。話は、栞子の実姉、薫子の話に移ります。愛から見た薫子は、モテモテで生徒に大人気の先生です。ここまでの人気になってしまうと、もはや教育実習生とは思えませんね (笑)。栞子から見るとグイグイ来るけれど、実直で頼もしいのは確かに愛と共通するところがあります。『スクスタ』ではむしろ嵐珠に近い感じで語られていた (本人が「あなた」と接するところでは、やはり大人らしさを見せていましたが) のを考えると、薫子の性格にはやや相違がある気がします。事実、愛も虹ヶ咲のみんなにモテモテです。
話が進むと、今度は栞子が美里に共感するところが出てきます。川本美里は、もはや説明するまでもありませんが愛と互いを姉妹だと呼び合う、現実には年の離れた幼馴染です。栞子は、年下ながら年長者として愛のことを心配する美里と同じことを心配していました。
若干似た構図は1期でもありました。それが「彼方×オフィーリア & しずく×遥」という、似たもの同士が2組いる実姉妹と仮の姉妹 (?) の相関です。この回のように姉妹交換したわけではないので、今回はあえて表までは書きませんが、近い関係性が『虹ヶ咲』にもう1つ眠っていたかと、1年以上の時を経て気づかされました。
姉と妹
3. ありがとう放課後放送室
今回の内容に何も関係なかったのがむしろ意外だったのですが、今回の2人にエマを加えた3人 (のキャスト) が務めていた『ラブライブ! 虹ヶ咲学園 ~放課後放送室~』の現行パーソナリティによる放送が、放送前日の4月25日で最終回を迎えました。『虹ヶ咲』アニメ2期に始まり、『スクスタ』サービス終了、『NEXT SKY』、『スクフェス2』の開始と終了、キャスト交代に合同ライブと、激動の時代を担当したラジオパーソナリティでした。3人の役目は、5月に予定されている『RADIOアニガサキ!』との合同公開録音までとなります。公開録音の事前企画で、早くも波乱の予感*1が醸し出されていますが、果たして……?
その次の4代目パーソナリティは、かすみ・ミア・嵐珠 (相良茉優さん・内田秀さん・法元明菜さん) という、メンバーで見れば相当騒がしそうな3人組となるよていです。配信回数は減りますが、まだまだ楽しませてくれそうです。
*1:@cメ*◉_◉リ