普門寺飛優のひゅーまにずむ

好きなものについて不定期に語ります。

侑と「あなた」の旅 にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR 東京公演Day1 全曲感想

LINE CUBE SHIBUYAで購入した『にじたび』タオル

 2023年5月6日 (土)、ゴールデンウィークの真っ只中にLINE CUBE SHIBUYAこと渋谷公会堂で開催された虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR』東京公演Day1に参加しました。前々週の広島に次ぐ2都市目の公演となりました。

 今回は『にじたび』の他の公演と違って、高咲侑役・矢野妃菜喜さんの出演、またA・ZU・NAの3人が揃うという特別な要素がありました。私にとってはファンミ初参加でしたが、この特別なファンミーティングによって、侑の立ち位置、そしてニジガクにおける「あなた」の存在について色々と感じることがありました。

 

 

1. 虹と星が交わる街

 LINE CUBE SHIBUYAは、渋谷と原宿の中間地点、NHK放送センターの近くにあります。私は原宿駅 (厳密には明治神宮前駅) で降りて、会場へ向かいました。原宿といえば『ラブライブ! スーパースター!!』の聖地ですが、今度の『虹ヶ咲』新作OVA『NEXT SKY』の予告編にも原宿駅前が登場しています。また、『スクスタ』にも、愛がよく竹下通りに行っていることが紹介されていました。このシーンでは、原宿に注目のスクールアイドルがいることが匂わされていましたが、結局Liella! の登場を待つことなくサービス終了することが決まりました。

 そんなことを考えつつ、会場に着きました。まだ14時台だったので、タオルだけを購入して、意外に空いていた近くのカフェで『スクフェス2』や『リンクラ』をやりながら待っていました。

 今回の席は3階席。狭い空間に、ビルの2階から6階まで使ってびっしりと客席が設けられており、単純な客席の高さで言えばドーム球場に負けるものの、今まで行った会場の中ではおそらく最も大きな俯角でステージを見下ろす状態でした。もし、最前列から転落でもしたらただでは済まないでしょう。宣伝映像を見ながら既に手を叩いたり声を出したりしているファンがいましたが、客席の音もよく響く会場でした。

 見下ろすステージには、バスを象った扉がありました。キービジュアルにも登場する黄色いボンネットスタイルのスクールバスは、薫子が運転して全国を回っているという設定です。同様のバスは『永遠の一瞬』のジャケットにも描かれていますが、初出は昨年7月の『ニジガクミュージックスクールバス』だったと思います。私はこれに乗ったので、ここまでこのバスがよく登場するようになったことに驚いています。船に乗って旅に出たAqoursとは、ある意味で対比になっているように思います。

『にじたび』バスの元になったボンネットバス (2022. 7. 24 有明ガーデン)

ニジガクミュージックスクールバス

carat8008.hateblo.jp

 

2. What You Gonna Do?

 キャストによるアナウンスが終わると、バスからスクールアイドルが降りてきました。いきなりの『わちゅごなどぅー』の披露です。侑役・矢野妃菜喜さんが堂々とセンターで歌い踊る姿には、正直やや面食らいました。矢野さん自身がアイドル経験者ということもあり、他のメンバーと同等以上にキレキレだったからです。ファンの間でも「歌ってほしい」という意見と「スクールアイドルとは異なる存在を貫いてほしい」という意見が入り乱れていたと思いますが、こういう存在自体がボーナストラックのようなライブならパフォーマンスの披露にもちょうど良かったかもしれません。「侑ちゃんもスクールアイドル」をそっくりそのまま体現するパフォーマンスでしたね。

 この曲は一番だけで終わり、自己紹介ののち着席でのトークパートに移行しました。侑のコール&レスポンスも初公開されましたが、その内容はほとんど皆様の予想通りのものだったと思います (笑)。

 

3. 友情スタートダッシュ

 最初のトークテーマは、広島でも取り上げられたという、せつ菜役・林鼓子さんから見たメンバーの印象についてでした。同時に、他のメンバーから見た林さんの印象も語られました。色々な印象が聞けるかと思ったのですが、まだお互いがお互いのことを知り尽くしておらず、完全には打ち解けていない様子でした。それぞれ、答えに詰まるところもありつつも、突っ込んだことも臆せず言える程度の関係性ではあるようです。とはいえ、このややぎこちない関係性も今だけのものと思うと趣深いものです。恐らく7月の千穐楽、北海道公演の頃には、ほぼ完全に打ち解けていることでしょう。また、ニジガクキャストといえば今までもとても仲が良いことで知られていましたが、その友情が本物だったことが、形成過程を目の当たりにすることで改めて証明されたと思います。

 面白かったのは、歩夢役・大西亜玖璃さんとしずく役・前田佳織里さんによる林さんへの圧迫合戦です。今回出演したキャストはニジガクの中でも年齢の低い人が多く、前田さん以外が若い方から順番に4人で、前田さんも現行キャスト13人の中では若い方から半分に入ります。それでも、最年少の林さんは前田さんとでは6歳差 (誕生日の関係で、当日は7歳差)、2番目に年下のエマ役・指出毬亜さんとでも4歳の差が開いています。つまり林さんから見ると全員「お姉さん」*1なのですが、ここで誰がより素敵なお姉さんなのかということで圧をかけあっていたのです。実はせつ菜役の前任・楠木ともりさんも、同じように2人から迫られるシーンがありました。A・ZU・NAのファンミーティング『A・ZU・NA The Night Before』での『あなたの理想のヒロイン』*2対決です。これはもはや、キャストが変わっても変わることのないA・ZU・NAの力関係なのでしょうか……。

 アイキャッチでは、林さんが現役高校生だった時代の流行語「マジ卍」を披露し、笑いを誘っていました。

 トークパート後半では、ゲームブック『レジェンド・オブ・ニジガク2』を皆でプレイしました。キャストの生朗読とアドリブで進行され、観客は拍手で選択肢を選び、その大きさで展開が決まります。広島での3公演を終え、その結果を引き継いで東京編が始まりました。この時のステータスは「知力10・体力10・時の運20・持ち物なし」。全18公演でこれらのステータスを100にすることができれば、世界を救うことができる、というシナリオです。

 一つ目の選択肢、ダンジョン選択で選ばれたのは、「ザギンでシースー食ってギロッポンでフィーバー」でした。もはやダンジョンですらなく、これは当然ゲームオーバーです。ちなみに、ゲームオーバーの番号「14」は人気ゲームブックが元ネタとなっているそうですが、ニジガクの人数が「13人」であることもそれとなく意識させますね。なお、ファンの悪ノリで毎度ドボン選択肢を選ばされるそうです。その罰ゲームでしょうか。前田さんが「ザギンでシースー」をモチーフにした、バブル時代の芸能業界人を思わせる即興パフォーマンスをやらされていました。

 コンティニューして仕切り直し。一行は「ラインキューブシブヤ洞窟」を目指しました。実際にイベントをやっている会場を目指せばいいことがあるだろうという推測を私もしていたのですが、結果まさかの知力低下イベントが発生。知力はゼロになってしまいました。その代わり、グッズにもあった東京公演のピンバッジが手に入りました。

 トークパートはここまででした。果たして世界は救えるのでしょうか……?

 ライブパートの準備中の幕間では、あるキャストへのインタビューを放映し、どのキャストか当てるというクイズが行われていました。軽いボイスチェンジャーはかけられており、口元より下しか映されていませんでしたが、ニジガクを長らく応援してきたファンには楽勝でわかってしまうような問題でした。そういえば、「暗算が特技」など、以前大学の学園祭にいらしたとき*3にされていたのとリンクするお話もあるなあなどと思いながら聴いていました。声の主は、かすみ役・相良茉優さんでした。最後に「食べ物の趣味が合う妃菜喜ちゃんを遊びに誘いたい」と、会場 (の大西さん) に「キラーパス」を投げて、ライブパートへと突入します。

 

4. ニジガク新時代!

 最初のイントロで会場が沸き上がりました。『Dream Land! Dream World!』のイントロです。ステージには、大西さん、前田さんと林さんが登場しました。新生A・ZU・NAのファーストステージです。とても楽しげな、まさにA・ZU・NAらしいパフォーマンスでした。そう。今回はせつ菜が曲の最初から最後まで踊れるのです。せつ菜役が観客の前でこの曲で無制限のパフォーマンスをしたのは、実は初めてなのです*4。とはいえ、そのパフォーマンスの雰囲気は2月までのそれと極めて近いものでした。厳しい制限を負いながらそれを実現していた楠木さんのせつ菜も、その実力でフルに魅せる林さんのせつ菜も両方すごいものです。

 A・ZU・NAの3人による、簡単なMCが入りました。林さんは曲の振り付けに拘りがあるようでした。林さんが自ら創り上げてきたせつ菜像の中でも、事情が事情だけにダンスパフォーマンスは独自の部分が特に多いのかもしれません。

 A・ZU・NAのパフォーマンスは1曲だけで、バトンタッチになりました。舞台袖へ退場するA・ZU・NAの赤・青・黄の衣装と、エマの緑色の衣装が交錯しました。アイドルらしさに溢れたそれは、『La Bella Patriaの衣装でした。つい1ヶ月半前の『QU4RTZ Fluffy Magic』でも披露されましたが、エマのソロ曲の中でも貴重なコール曲です。

 実は、私がこのイベントで一番聴いてみたかった曲は、3rdアルバムの『哀温ノ詩』でした。しかし、今回の東京公演には侑 (矢野さん) がいます。であれば、アニメ関連の楽曲がメインになるのではないかという気がしていました。その予感は的中しました。『La Bella Patria』も、シンプルに楽しいアイドルソングという感じでとても好きです。

 今回のアングルは、キャストの頭上からの風景です。ステージが小さめなのもあって、この曲の振り付けの運動量の多さを実感しました。くるくると踊る指出さんが可愛らしかったです。

 パフォーマンスを終えた指出さんの元に矢野さんが飛び込んできました。ここでも短時間のMCを挟みます。矢野さんがとても早口で『La Bella Patria』の感想を語っていました。実は、『スクスタ』主人公もエマの “限界オタク” です。その要素を侑 (あるいは、矢野さん) が引き継いでいることも、また嬉しいものです。

 MCということは、その間に次のキャストが準備をしているということです。「次のキャスト」はというと、なんともうMCが始まる前に衣装替えを終えてしまったとのことで、待機場所で圧をかけて待っていました。その時点でどう考えても「圧ぽん」こと大西さんなのですが……。

 大西さんはバスの扉から現れました。ステージ上の階段の上に立つ大西さんを、その下の矢野さんが見上げる構図となりました。そう、これはアニメ1期1話の歩夢のライブシーンの再現です。曲は『Dream with You』。大西さんのアカペラでスタートしました。指出さんのときから矢野さんが舞台に上がっていたのは、この仕込みも兼ねていたのですね。ファンミならではともいえる、ギミック仕掛けのライブに興奮してしまいます。

 コロナ禍を挟んで私がニジガクのライブに行き始めた4thの時には既にその域に達していましたが、今の大西さんの歌唱には見事な安定感があります。初期のニジガクを知っている人ほど、そのことに感動すると思います。

 次はしずくの『Solitude Rain』でした。劇中では、この曲は学校の講堂で披露されました。LINE CUBE SHIBUYAの収容人数は約2,000人ですが、ホールの規模としては劇中に極めて近いものになっています*5。今回初めてこの衣装を着た前田さんを上から見下ろすことになりましたが、改めて綺麗な衣装だと思いました。

 順当に言えば、せつ菜のアニメのソロ曲『DIVE!』が披露されそうなところです。しかし、スタンドマイクの前に立った林さんが歌い出したのは『MELODY』でした。3rdライブでは、2ndソロメドレーの中で楠木さんが披露した曲ですが、ちょうど2年前のその日は母の日でした。せつ菜、というよりも菜々が産みの親に宛てて歌った歌の披露にうってつけの日でしたが、今年は愛知公演のDay2が当日となるため、これはあまり関係ないかもしれません。むしろ、『にじたび』では林さんが全公演に参加しているため、なるべくたくさんのせつ菜のソロ曲を歌うローテーションが組まれているのでしょう。

 林さんのパフォーマンスには確かに「優木せつ菜」を感じられるものがあります。Twitterで感想を見ていても、その感想は多くの方が共有していたと思います。しかし、林さんは楠木さんに寄せているわけではありません。私は歌には詳しくないので正確なところはわかりませんが、歌の歌い方に様々な相違点があり、結果として受ける印象が異なってきます。林さんのせつ菜には、なんだか暖かい安心感を覚えるのです。楠木さんの力強い生き様と溢れるような勢いのパフォーマンスで、身体の芯からエネルギーが湧いてくる感じとはまた違うものです。

 どちらも素晴らしいとはいえ、あまり比較ばかりしていても野暮なので、この辺りにしておきますが、せつ菜の自由を求めて「大好き」を謳歌するあり方が、そのような異なる個性を受け容れるものだったということでしょうか。ともかく、夢のバトンは繋がって、私たちはこれからもせつ菜のことをもっとよく知ることができるのです。

 『MELODY』に感動している隙すら与えないかのように4人がステージに再登場して、2度目の『わちゅごなどぅー』が始まりました。今度はフルバージョンの披露です。キャッチーでコミカルな振り付けは『にじよん』らしさがあります。「皆も踊れる」ということも考えられているとのことです。

 実は、アニメで流れたバージョンは1番と2番のサビを組み合わせたものでした。あまりにも印象的な「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」は、2番サビにしかないのです。ここのコールは、シリーズの声援再開初公演である『A・ZU・NA LAGOON』で流れたCM映像の時点で、既に完成されていました。ただ、今回は少し違うコールをしていた人もいました。私の隣もそうでしたが、あえて直前の「誰のこと?」をコールし、ステージ上の矢野さんに「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」を振っていたのです。

 矢野さんは一旦退場し、4人で『TOKIMEKI Runners』『未来ハーモニー』の2曲が続けて披露されました。『未来ハーモニー』のイントロが流れたときは、会場からどよめきが上がりました。よく考えたら、全員 (2度のユニットライブを合わせると、オリジナルメンバーにいないR3BIRTHの3人を除いて全員歌ったことになる) ではないにせよ、ユニットを横断したメンバーでの披露は有観客初ですね。長すぎる下積み期間に、メンバー加入に纏わる劇中やファン同士の衝突、長かったコロナ禍、キャストの交代、今度は『スクスタ』のサービス終了と、苦難続きのニジガクですが、その中でこそこの歌の歌詞は刺さるものです。今日のメンバーの歌唱は皆暖かい印象で、元気がもらえました。『TOKIMEKI Runners』と『未来ハーモニー』の2曲は、ニジガクそのものと『アニガサキ』それぞれの始まりの歌です。アニメ2期でも効果的に使われたのが記憶に新しいと思います。今回のセットリストがTVアニメの楽曲中心になるという予想が当たったと先程書きましたが、それは侑がいるからという理由に加え、ちょうど4月28日 (金) 5月5日 (金) の1週間、YouTubeでアニメ全話の視聴会が開かれていたのとも関係あると思います。私も忙しい中で一部の話数を観ることができましたが、ちょうど皆で『アニガサキ』を観た直後で、気持ちを共有できるセットリストだったと思います。

 全ての楽曲を披露し終えた後で、各キャストが感想を話しました。初日と言うこともあり、比較的短く終わり、その後は全体に挨拶をして、アンコールもなく終演となりました。

 

5. 総括 ~Dream with 侑~

 今回のイベントの公演時間は2時間弱で、MCも短めでアンコールもなく、コンパクトな印象を受けました。広島公演の情報や、日曜2公演のインターバルから、事前におよその所要時間はわかっていたので、もしかしたら物足りないくらいかなと思っていました。しかし、実際には中身がぎゅっと詰まっていて、十分な満足感がありました。ファンミーティングとしては必要十分以上ではないでしょうか。

 ただでさえ人気が高いと思われるツアー中の首都圏公演ですが、『にじたび』では (よりによって) “大人気メンバー” の矢野さんの出演、そして他の公演にはないユニット要素の追加 (当初大西さんのみの予定だったところ、林さん・前田さんの追加出演が決定) が相次いで決まり、抽選倍率も相当上がったと聞き及んでいます。その人気から、危うく参加自体ができなくなるところでしたが、なんとか滑り込めたおかげで、侑と矢野さんの人気ぶり、そして侑の立ち位置についてよりよく知ることができました。

 “あなた” を具現化する形で登場した高咲侑は、スクールアイドルではない立場でスクールアイドルを支え、応援するキャラクターとして捉えられていました。一方で、アニメ2期にかけて、侑は音楽という新たな方法で自分の「大好き」を表現することを始め、劇中でも自身のファンを獲得するまでになりました。こうしてスクールアイドルと同質の存在になった侑は、ついに『わちゅごなどぅー』で楽曲にも参加するようになり、今回パフォーマンスまで披露しました。こう書くと、侑が一般人からアイドルになって、どんどん私たちのもとから離れていっているように感じられてしまいます。

 とはいえ、侑はアイドルより可愛いからアイドルなのでしょうか? 矢野さんはアイドルとしての実績と実力があるからアイドルなのでしょうか? 私はそれだけではないと思います。

 エマ/指出さんの魅力を饒舌に語っていたところ。劇中と同じように歩夢/大西さんを見上げた瞳。大好きな『未来ハーモニー』が流れたことを喜ぶ姿。侑/矢野さんがスクールアイドルのファンの代表であることは、何よりも頼もしく感じるのです。ひょっとすると、今公演は「ファンミーティング=ファンに会う」という再解釈だったのかもしれません (?)。あんなにキラキラした存在と気持ちを共有できることは、スクールアイドルのライブを見に行く醍醐味の1つです。私たちの気持ちを安心して託せる存在であることが、侑がアイドルである証左といえます。

 『スクスタ』のサービス終了により、「あなた」とスクールアイドルの物語には一区切りが打たれます。しかし、今回のイベントは、それが終わらないことをも証明してくれました。侑は「あなた」の代わりではありません。むしろ、侑がいることで「あなた」がますます輝くような時代になってゆくのだと思います。

 最後になりますが、新生ニジガクが祝福されていることをとても嬉しく思います。ニジガクメンバーの楽しいが伝わることは、何より最強です。

 

補遺: Day2夜公演、そして……?

 公演チケットに、同じ東京公演の配信300円引きクーポンが付いていたので、Day2の夜公演を配信で観てみることにしました。

 『レジェンド・オブ・ニジガク2』では、昼公演のうちに体力が20増加していました。知力がゼロのまま進んだイノカシラ公園で、時の運を20得ることができました。しかし、知力がないまま、次の愛知公演へ持ち越しとなりました。お約束でまた一度「14」へ突っ込みました……。

 同一都市3回目の公演ではセトリが変更になるようです。変更で入ってきたのが『Infinity! Our wings』『Evergreen』『夢への一歩』『あなたの理想のヒロイン』『ヤダ!』の5曲で、『スクスタ』メインの構成になりました。『Infinity! Our wings』『ヤダ!』は林さんによる披露は初めてで、私たちも見たことのない振付を目の当たりにすることになりました。一つ (良い意味で) 悩みの種になったのは、林さんが『ヤダ!』を乗りこなしすぎていたところです。この曲も『スクスタ』のキズナエピソードでは、自分のキャラと違う曲にせつ菜が葛藤しながら、自分なりの可愛さを探るという描かれ方をしていますが、どちらかというとこちらのパフォーマンスはせつ菜が本当に理想とした可愛さのほうかもしれません。

 嬉しいお知らせもありました。2023年12月・2024年1月に6thライブの開催が決まりました。今度は『スクスタ』の完結と『NEXT SKY』を受けたライブになると思われ、林さんにとっては初の13人揃っての公演となります。

 一方、愛知公演も終わった本日14日、にじたび! スクスタ! これまでとこれからスペシャル!』というタイトルの生放送番組の配信が決定しました。μ'sのFINALライブの情報が発表された生放送を彷彿とさせるタイトルですが、果たしてどのような新情報が公開されるのでしょうか。ここでは終わるのは『スクスタ』なので、どのように『スクスタ』をクローズし、その遺産を残すかに焦点が当たるのではないかと予想しています。やや不安もありますが、固唾を吞んで見守ることにします。放送は18日 (木) です。

 

セットリスト一覧

1. わちゅごなどぅー (ショートver.)

トークパート

幕間

2. Dream Land! Dream World!

MC

3. La Bella Patria

MC

4. Dream with You

5. Solitude Rain

6. MELODY

7. わちゅごなどぅー

8. TOKIMEKI Runners

9. 未来ハーモニー

MC

 

*1:前任・楠木ともりさんも最年少ではあったが、しっかり者過ぎるためか指出さんからも「妹分」としてカウントされていない状態だった

*2:『校内シャッフルフェスティバル』において、大西さんは歩夢として同曲を披露したため、このパフォーマンスが可能だった

*3:https://ssa.sakura.ne.jp/komaba70/

*4:初披露の2ndライブではまだ楠木さんの運動制限はかかっていなかったが、無観客だった

*5:モデルの国際会議場の収容人数は約1,000人。虹ヶ咲学園の高等部全校生徒は3,000人おり、全員を収容することはできない