普門寺飛優のひゅーまにずむ

好きなものについて不定期に語ります。

冒険は突然に始まる ~豚のレバーは加熱しろ 感想①~

 私の好きなライトノベルがアニメ化されました。『豚のレバーは加熱しろ』という珍妙なタイトルで、1巻の表紙やアニメのキービジュアルには1匹の豚 (ミニブタ?) と1人の金髪の美少女の姿が描かれています。現在、原作は8巻までで一区切りを迎えており、その最終巻を読んでいる途中です。

ギミックには必ず意味がある
 (『豚のレバーは加熱しろ』第1話『オタクは美少女に豚扱いされると喜ぶ』より/©2023 逆井卓馬/KADOKAWAアニプレックスBS11)

 

 本記事では、TVアニメ『豚のレバーは加熱しろ』の以下の3話の内容に触れつつ、この作品の面白い所を紹介したり、感想をお伝えしたりしたいと思います。

第1話『オタクは美少女に豚扱いされると喜ぶ』

第2話『豚もおだてりゃダンスする』

第3話『推しにガチ恋してはならない』

 

  • 1. 『豚のレバーは加熱しろ』について語れ
  • 2. 映像化に不可能はない
  • 3. 世界のすべては謎である
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学ぶこと、信じること ~ウルトラマンブレーザー感想月報③~

その激情、パートナーには伝わっている?
 (『ウルトラマンブレーザー』第10話『親と子』より/©円谷プロダクション)

 

 今回は、『ウルトラマンブレーザー』以下4話の感想をお届けします。

第9話『オトノホシ』

第10話『親と子』

第11話『エスケープ』

第12話『いくぞブレーザー!』

 なお、執筆時点で13話が放送されておりますが、本記事にはその内容には含んでいません。

 

 いよいよ『ウルトラマンブレーザー』前半のエピソードが終わりました。人間とウルトラマンが同一人物である場合を除いて、ウルトラマンとの交流は必ず大きなテーマの1つになります。ゲントの場合は、「隊長」であり、「父」であるというのが今までのシリーズとの一番大きな違いです。部下や子どもと普段から接していることが、ウルトラマンとのかかわりにどんな違いをもたらすのかが見えてくる1ヶ月でした。

 

相手の意思は尊重しましょう

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  • 1. 異文化との出会い
  • 2. 理解し、信じるために
  • 3. 行くのは俺だけじゃない
  • 4. 新たな力、チルソナイトソード
  • 5. セカンド・ウェイブ
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時を結ぶ歌、未来へ Liella! 4th LoveLive Tour ~brand new Sparkle~ <5yncri5e! edition> DAY2全曲感想

今回も会場になった武蔵野の森総合スポーツプラザ

 2023年9月10日 (日)、ラブライブ! スーパースター!! Liella! 4th LoveLive! Tour ~brand new Sparkle~ <5yncri5e! edition>』 (東京公演) DAY2に参加してきました。Liella! も早くも4thライブ。そしてついに今回3期生を迎え、Liella! の全メンバーにあたる11人が揃い踏みしました。さらに、新要素としてユニットに分かれたパフォーマンスが行われ、会場ごとに3つのユニットが見せ方を競い合いました。

 時の流れとともに成長を披露してきたLiella! の最新ライブには、どんな想いが込められていたのでしょうか?

前回、3rdライブの感想

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  • 1. 3つのユニット
  • 2. From the Passion Island
  • 3. 11人のスタート
  • 4. スクールアイドルのいろは
  • 5. まわる5yncri5e!
  • 6. 始まりと軌跡
  • 7. Liella! の夏、ふたたび
  • 8. 総括 ~過去から未来への追いかけっこ~
  • セットリスト一覧
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歌が良ければすべて良し ~幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR- 感想週報⑬ (終)『そして今日も』~

 ヌマヅを取り囲むように育った根は、上空に黒い花を咲かせました。既にヌマヅ全域は危険地帯と化し、人々は疎開か屋内退避を強いられていました。そんな絶望の中、ヨハネ達が立ち上がります。

 お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。では、最終回の感想をお届けします。

歌が世界に広がる
(『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第13話『そして今日も』より/©PROJECT YOHANE)

 

新たな一歩を踏み出した一匹と一人

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  • 1. 新機軸! La la 勇気のうた
  • 2. 総括① 魔法の在処
  • 3. 総括② Aqours! もう一度サンシャイン!!
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私を宿した本当の魔法 ~幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR- 感想週報⑫『さよならライラプス』~

 『幻日のヨハネ』アニメ版最大のサプライズといえば、やはり喋るライラプスです。最初こそヨハネを見守る姉のような存在と思われていましたが、話が進むにつれてヨハネと同じくらい未熟なもの、いやむしろ未熟な部分がヨハネとそっくりなことがわかってきました。そして、ヨハネはそんなライラプスを置いて前に進もうとして、それができなくて塞ぎ続けていて、ヨハネライラプスの関係はずっともやもやしたものが続いていました。アニメ全体にも重苦しい雰囲気を漂わせていたかもしれません。

どっちが正しいのか?

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 とはいえ、これは物語ですから、そのようなもやもやには答えが出ます。これは、そんな答えのお話です。

 

都合はいいかもしれないけれど、かけがえのない大切な存在
(『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第12話『さよならライラプス』より/©PROJECT YOHANE)

 

  • 1. 答え合わせ
  • 2. 魔法が解けても
  • 3. 異変の行方は?
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それは輝きか、それとも愛か ~幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR- 感想週報⑪『ヨハネのまほう』~

前作主人公の風格
(『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第11話『ヨハネのまほう』より/©PROJECT YOHANE)

 閉ざされた世界でも仲間に声を届けようとしたチカたち。その姿を私は、2~3年前のAqoursに重ねていました。それは、ライブもほとんどできず、そんな状況下で後発作品も次々に始動する中で、『幻日のヨハネ』のアニメ化案件を引っ提げて東京ドームに返り咲くまで、そして私に「やっぱり私はAqoursが好きなのだ」と改めて思わせてくれるまでのAqoursです。

 まずは、そのきっかけでもある、ヨハネの思い違いについて簡単に書いておきます。

過去最大の災厄

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虹をつかめ! ~ウルトラマンブレーザー感想月報②~

自然の意思に直接触れに行こうとするブレーザー
 (『ウルトラマンブレーザー』第8話『虹が出た 後編』より/©円谷プロダクション/配信URL https://www.youtube.com/watch?v=U4MBTEMyIPk)

 

 

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 今回は、『ウルトラマンブレーザー』以下5話の感想をお届けします。

第5話『山が吠える』

特別総集編1『巨大生物の正体を追え』

第6話『侵略のオーロラ』

第7話『虹が出た 前編』

第8話『虹が出た 後編』

 

 先日9月5日 (火) で、『ウルトラマンガイア』が25周年を迎えました。今年の『ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル』ではウルトラマンガイアの24年越しの新たな強化形態・スーパースプリームヴァージョンが登場したそうです。初めて意識的に見たウルトラマンはガイアだったので、スケジュールを空けて行けばよかったと思っています。

 ちょうどその頃、『ウルトラマンブレーザー』最初の中ボスといえる天弓怪獣ニジカガチとの戦いでは、その地球の意思の存在を巡って、人間同士の間で激論が交わされました。『ブレーザー』は、過去作との繋がりが特にない作品ではありますが、「ガイア」とは地球の意思のことです。そう考えると、タイミングが良かったのではないでしょうか?

 

  • 1. 特別総集編
  • 2. 意思を知る力
  • 3. レインボー光輪
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